弧月独言

ここは私の深呼吸の場である。日々の雑感や好きな歴史のこと、旅に出れば紀行などを記したい。

2020-02-16から1日間の記事一覧

西国巡礼記 第二番 紀三井寺

若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る 山部赤人の万葉歌である。赤人といえば、 田子ノ浦ゆうち出でてみれば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降りける が有名だが、若の浦〜も代表歌の一首である。鶴が鳴き渡ると云うのも、初春を寿ぐ様な調べで、暖…